夢から覚めるような

ほとんど記録が残っていないものがある。
それは船内や食事風景だ。
その都度、マメに撮っていなかったのでこの点については後悔している。
普段の勤勉さはどこへやら、南の島のノンビリにどっぷりひたっていた。
食事は美味しかったし、船の設備も良かったし。
(記憶をたどって書いたところも。)
で、話の続きです。
2016.9.30
干した器材を片付けている時に、だんだんと夢から覚めてきた。
前日はあんなに帰りたくないな、って思ったのに
『刺身定食が食べたいなぁ』なんて思い始めたのだから、不思議なものです。
空港に向かうために、クルーズ船からドーニに乗りかえる。
みんなで、クルーに手を振る。
ありがとう!また会う日まで。
しんみり、さみしい気分になったそのとき、
ガイドの板垣くんが盛り上げるために、体をはって海に飛び込んでくれた!
みんな、大喜び。
また来るよ!本当にありがとう。
さようなら、モルディブ

どんどん遠ざかる島々を見ながら、飛行機は乗り換えのコロンボ空港に向かう。
行きと同じく、またしても短いフライトなのに機内食が出た。
上昇中ではないかと思う傾き加減の中、一生懸命に配ってくれたので
ありがたくいただく。

旅の終わりにひたりつつ、モルディブの思い出にひたりつつ。
スリランカのコロンボ空港に向かっていた。
(しかし、このあと思い出ぶかい出来事がw)
コロンボでボッタクリか
乗り継ぎのコロンボ空港内で成田行きの便を待つあいだに、
旦那は、ガイドの的場君が話していたナッツのお店に行きたいとのことなので
旦那はナッツ屋さんに行き、
私はお土産でスリランカ名産の紅茶でも買おうじゃないのということになった。
有名なDilmahでも良かったんですが、
せっかくなら日本で手に入らないメーカー?の紅茶も良いかなと思い、
聞いたことのない名前の小さなお店に私一人で入った。
ふふふ、飛んで火に入る夏の虫。
誰もいないお店に、店員の若いお姉さんがひとり。
アールグレイを3箱買って、15ドル。
クレジットカードは使えないと言われ、
ではと現金を20ドル出す。10ドル紙幣を2枚出したのだから、
お釣りは5ドル。5ドル返ってきますよね?
なのに品物を渡した後、しれっと終了。お釣りをくれないのである。
ちょっと海外経験が少ない私は、
まさかお釣りをくれないとかそんな展開になると思わなかったので
なんとか私の拙い英語で聞いてみた。
私『あれ?お姉さん、計算まちがえました?
ちょっと待って、これとこれとこれで、15ドルですよね?』
すると、お姉さんは『そうだ』という。
私『あなたは私に5ドルのお釣りをくれなくてはならない。』
するとお姉さんは、5ドルのgreen teaを押し付けようとするではないか。
よりによって、緑茶か。緑茶は日本の方が美味しいぞ。
緑茶なんて、いらねえよー、お釣りくれよ。
私『私はこれ(緑茶)は必要ない。お釣りをください。』
いいからいいから、とお姉さんは押し売りしようとする。
そんなことをゴチャゴチャやっていると、ナッツを買い終えた旦那がやってきた。
旦那『あれ?どうしたの?』
私『お釣りねー、5ドルなんだけどくれないんだよね。』
すると、旦那がお姉さんになんと日本語で強めに
『お釣り。5ドル!』と言った🤣。
(ちなみに旦那の声は、よく通る声でただでさえ大きい。)
すると、お姉さん、すぐにお釣りの5ドルを出したではないか。
えーーー?何それ。馬鹿にされた。
旦那曰く、ナッツ屋ではクレジットカードが使えたそうだ。(え。)
まぁこれも勉強になったというか・・ちっ。
コロンボから成田へ
そういえば、トイレに入った時も
チップを要求してくるお姉さんがいた。
行きの乗り換えのトイレでは要求されなかったし、
さっきの紅茶屋の件で腹が立っていたので、盛大に無視した。
しかし紅茶屋の一幕が無かったら、
疑問に思わずに払っていたかもしれない。
いろいろあったけど無事、スリランカ航空の成田行きに乗った。

モルディブ方面から日本への時差は確か4時間。
日本時間で言えばちょうど夜中に乗って、朝に成田に着く。
時差ボケもなくちょうどいい。
帰路は機内で私たちも他の乗客も、ひたすら眠っていました。
朝の到着に向けて、それに合わせて機内でいい匂いが漂ってきた。
この旅の最後の機内食。

朝の7:30着、なのに朝に合わせて配るのは大変そうでした。
だから、トングでパンを投げられたのはご愛嬌!🤣
思わず吹き出す旦那と私。
そして、朝の成田空港に着いた時は、なんだか長い長い夢から
覚めたような気分でした。
唯一、旦那が気に入った海外

旦那との渡航歴は、パラオ、ロタ、モルディブの3回なのですが
一番、気に入ったのがこのモルディブでした。
今でも、『モルディブだったら、また行きたいなあ』と言っています。
もともと、和食しか食べない旦那はパラオ・ロタでも
日本食レストランに行きたがったという過去があったので
モルディブでの食事がすごーく心配でした。
なにせ、クルーズのビュッフェスタイルでは選択の余地がないですし。
だから、万が一を考えて赤いキ◯ネやらインスタント食品を結構な数を持って行ったのですが。
カレースパイス香る、またはココナッツミルクの味がする食事ばかりだったのに
口にあったようで、すごくおいしく食べていました。
クルーズ船の人たちも、とても感じよし。
ジンベイザメにも会えたし、モルディブの海、最高でした!
追記

この写真は同船した方から頂いた写真なのですが、
左上に足だけ写っているのが私でして。
この当時の私は泳ぎは得意だったのですが、
素潜りが全く出来ない人でした。
ジンベイザメと並走して泳いでいる人がとても羨ましくて
この翌年、素潜りのレッスンに通い始めました。
まさか・・そこから・・
フリーダイビングにハマるとは・・。
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