あれは2018年4月11日。
勤務が休みだった私は、月一回の
かかりつけの総合病院に行くために
手早く、身支度をしていました。
偶然、同じ日に同じ病院へ
うちはちょっと特殊な?家で。
私が昼間勤務、旦那は夜勤の人という生活をしておりまして。。
私が休みの日は、夜勤明けの旦那と一緒にランチに行くことがあります。
「今日はランチに行けないからね、病院に行くからさ。」
私がそう伝えると、
旦那「俺も今日、病院なんだよ。」などと言う。
聞けば同じ総合病院。
そしてなにか不思議な液体を飲んでいる。
「えっ。どこか悪いの?!(@_@)」
「・・・・別に。ちょっと検査するだけだよ。」
「どこの!?」
「最近、腹が痛くてさ。近くの◯◯内科に行ったら、
紹介状書かれて大きい病院に行けって言うからさ。」
・・飲んでいたのは、内視鏡検査をうけるための下剤でした。
本当に偶然なのですが、私の診察時間と同じぐらいに
旦那の検査が始まるとのことなので
早めに一緒に家を出て、病院に向かいました。
とても鮮やかな青空で
すごく良く晴れていて、

「なんか4月なのに、もう暑いくらいだね!」
なんて言っていたのを覚えています。
まったく気づかなかった不調
少しの待ち時間に、聞いてみました。
「ねえ、いつから具合が悪かったの?」
「うーーーーん…。もともと腹が弱いから、よく分からないけど
MAXで痛くなったのは、ここ二ヶ月ぐらい。」
二ヶ月!!!!!(@_@)
気づかなかった。
しかも、出血していたというのです。
「ただの痔かと思ってたし、トイレのおしり洗浄器でも使えば良くなるんじゃない?って思ってたから。
大丈夫だよ、俺は健康だけは自信があるから!!」(^^)
…さっき、腹が弱いって言ってなかったか?
そんなこんなしているうちに私の診察時間になったので、あとで待ち合わせることに。
確かに旦那は、よく食べよく飲み、スポーツジムで週4回バリバリ水泳している。
筋肉質で、顔色も良く海で日焼けしていて、大声で豪快に話す。
なので
何か根拠のない安心感があった。
この男は、大丈夫!!
いつものようにそう思って私は診察室へ向かった。
検査へ向かったのに中断、そして‥

私の診察は(いつも通り)マッハで終わり、
入れ違いで旦那は検査へ向かったようだ。
しかし、旦那も思いのほか意外と早く戻ってきた。
「あれ?早かったね?」
そう聞くと
なんと内視鏡カメラを入れ始めて早々、
腸がせまくなっていて、通れなかったというのです。。
検査を中断して、戻ってきたのでした。
「何かが邪魔して、カメラが入っていかないんだって。
つっかえた先が見えなくてわからないから、これからC T画像を撮るんだって。」
いつもの声のデカさはなく、小声でした。
ほどなくして、CTを取り終えた旦那が戻ってきた。
それから、とてもとてもとても長く待ちました。
ただごとじゃない雰囲気に
なかなか診察室に呼ばれない。
いろいろな若いお医者さんや中堅のお医者さんが
バタバタと行ったり来たり。ざわめいている雰囲気。
あのバタバタは、うちの件で?
旦那に何が起きてるの?
脇の下を汗がつたいました。
普段よくしゃべる旦那も無言。私も無言。
とっくにお腹が空いてもいいぐらい時間が経っているのに
喉もカラカラなのに水分も喉を通らない。
いやな予感を何度も頭の中で打ち消して
旦那の手をぎゅっと握ると、お互いの手が緊張でとても冷たくなっていました。

「◯◯さん。」
モニター画面の診察番号を待っていたら、名前で呼ばれました。
「ご案内しますね。」
いくつもある外来の診察室ではなく、
通りの壁にいきなり『関係者以外、立ち入り禁止』みたいな扉。
そこに入り、更に小さい廊下があり、奥に部屋があった。
まさしく、『プライバシー、誰にも会わない、聞かれない。』と
いった感じだ。
胸がすごいスピードで早鐘を打つ。
案内されるがまま、二人で奥の部屋に入っていきました。
(明日に続きます)
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