2018年4月下旬。
大腸の腫瘍を切除する日が、やってきました。
旦那の親兄弟は遠方に住んでいるので
手術中、待機する身内は私だけ。
そしたら
どうやら姉ちゃんの旦那が大変だということで
それを聞いた(私の)弟が有休を取って、途中から駆けつけてくれる事になった。
腹腔鏡手術って?
前回の診察時にどういった手術をするのか説明を受けたのですが、
【腹腔鏡手術】
という手術をするらしいとの事。
旦那も私も、今まで手術というものを受けたことがなかったので、
知らないことだらけ。
手術というと
お医者さんが『メス!』とか言いながら
お腹を開くイメージしかありませんでした。
‥テレビの影響ですかね(しかもわりと昭和の。)
腹腔鏡手術というのは
おへその下とその周辺に3ヶ所、小さい穴を開け、
そこに棒状の器械を挿し入れて、
お腹の中に空気を入れて膨らまして、
先生がモニターを見ながら遠隔操作するらしい。
で、腸を切り取って、そのあとは腸と腸をつなぐために
(腸、腸、連発してすいません。)
何と、ホチキスで留める。

ホチキス‥。
今の手術って、すごいんですね!
メスで開腹するよりも、傷口も小さくて
何よりも、身体に負担がかからないとの事。
だから比較的、私は安心していました。
緊急時ってなんのことだろう

旦那本人はというと
手術の前準備で数日前から入院していました。
当日私は旦那の病室には入れず、指定の待合所に通されました。
担当の看護師さんがキビキビとやってきた。
「これから少ししたら、ご主人は手術室に向かいます。
手術時間は5時間ほどみてください。
手術中の万が一の緊急時にそなえて、
手術が終わるまで病院の外には一歩も出ないでください。」
緊急時という言葉を聞いて急に不安になった私は
「手術前に旦那の顔を見れませんか?」と聞くと
「この待合所の前を(手術に向かう時に)通っていきますので、
その時にお会いになれますよ。」と言った。
なので、私はそれまで待つことになった。
緊急時かぁ‥でも万が一って言ってたもんね。大丈夫だよね。
でも、早く顔を見たいよ!
当たり前に、毎日見れてたのに。
早く会いたい。。
弟から「今、〇〇駅。だいたい◯時◯分ぐらいに着く予定。」
とメールが届いた。
こんな時に一人は、流石に心細い。
早く来てくれー弟よ。(;_;)
いざ、手術室へ
さっきの看護師さんが、
「ご主人が手術室に向かいますよ、こちらへ‥」と私を呼んだ。
ベットで運ばれてくるのかと勝手に思い込んでいたら
意外にも徒歩でトコトコ歩いてきた。(゚ω゚)

(↑※あくまでイメージです。)
いやしかし信じられないくらい、不安で心臓がいやな打ち方をする。
私が不安そうな顔をしていてはいけないのに。
なんで、こんなに弱く不安になってしまうんだ!!
きっと、私は泣きそうな顔をしていたと思います。
旦那は
「ねぇ、大丈夫だよ。頑張ってね!」みたいなことしか言えない私に
「おぅ。」と、ひとこと言いました。
思わず私は
手術室へ向かうエレベーターに一緒に乗りそうになり、
「奥さんは待合室で待っててください。」と言われてしまった。
(そりゃそうだ。)
手術室へ向かうエレベーターは閉まり、
私は待合室に行くことにしました。
旦那曰く、この時の気持ちは不安と、
「でもこれで良くなるなら、しょうがない。」と
思っていたそうです。
私よりもメンタル強し。
次回へ続きます。
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