スポンサーリンク

仕事復帰と在宅医療を話し合う

ダンナの闘病記

こんにちは。すいっちょんママです。

積極的な抗がん剤治療をしていた段階から、緩和治療をずっと並行してやってきたわけですが

痛みのコントロールがうまく行っていても、それ以外の不調が時々起こるようです。

本人が辛そうな時、食べられない時、薬を飲んでもなかなか効かない時。

こちらとしても、なんとかしてあげたいのですが

どうにもならない。こういう時は私も苦悩します。

スポンサーリンク

姑息手術ができない

最近、便通が出なくて辛そうなので、

「もしかして腫瘍で大腸が閉塞してるのかもしれない」と

調べてみたら、『姑息手術』という方法があるらしいです。

食べ物が迂回できるように、バイパスを作ったり、

人工肛門を造設したりして症状を緩和させる手術のことです。

ただ、旦那の場合は、腹壁にできた腫瘍を放射線で小さくしたので

腹部の皮膚が、術後、つきにくい可能性があるとのことでした。

どちらにしても、旦那は「もう手術はしたくない」と

言っていたので、これは、なさそうです。

在宅看護への切り替えどき問題

私としては、旦那がつらそうな症状を見せている時は

『もう、仕事復帰よりも、訪問の在宅看護を考えた方がいいのでは‥』

などと思うのですが、

常に調子が悪いというわけではないせいか、

本人は仕事に復帰したい気持ちが強いので

こちらとしてもなかなかどのタイミングで説得すべきか悩みます。

仕事を奪ってしまったら、精神的に落ちてしまうのではないかと。

在宅ワークができる職種であれば、家にいながら仕事が続けられるのでしょうが、

あいにく、そういう職種ではありません。

好きにやらせてあげたいと思う反面、とても見ていて辛いのです。

本人の限界まで、させておくしかないのかもしれませんが‥。

と、悩んでいたところに‥

息も絶え絶えにつらそうだった日に、急に旦那が聞いてきました。

自分が亡くなった後におりる、保険金のことを。

旦那が、自分がいなくなった後の話を、

具体的に話すのは初めてでした。

「えっ!いったい何を言い出すの‥」

驚いて私は、そんなこと言わないで、と言いました。

初めて、死を覚悟したんだと思います。

もう俺は本当に長くないんだな、と旦那はつぶやきました。

今まで旦那はがんばって前を向いてきたから言えなかったけど、

私は旦那の隣にすわって伝えました。

もう、つらかったら仕事をやめてもいいんだよ。

私が、頑張って働くから。

お金や私のことは心配しないで。

在宅医療にすれば、つらくて動けない時もお医者さんが来てくれるから。

つらくて、這うようにして病院に向かう姿を見ていた私は、

もうこれ以上無理はしないでもらいたかった。

旦那は、涙を流して、うなづいてくれました。

ちゃんと、話し合う。

それからは、肩の荷が軽くなったのか、体調も安定している日が続いています。

もしかしたら、とても気が楽になったのかもしれない。

今まで、私やスウの心配でストレスだったのかな。

どちらにしても、旦那が元気そうだと私はとても嬉しい。

少ししか食べられなくても、食べてくれるだけで嬉しい。

スウ♀も、嬉しそうです(╹◡╹)

そして、通院している病院に、

今後の在宅医療をしてくれる病院を紹介してもらう手続きをしました。

仕事のあと引きのタイミングについては、旦那に任せました。

会社の社長さんは、「ゆっくり治して、来れればいい」と言ってくれているそうです。

ちゃんと話し合えて、ホッとしています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました